労働行政を間近で見学 青森労働局に学生訪問

青森大学の社会学部生2人が7月19日、厚生労働省青森労働局を訪れ、局内を見学するとともに、上野諭労働基準部長、居石淳子雇用環境・均等室長、稲垣篤史職業安定部長らと意見交換しました。

青森労働局を訪問したのは社会学部2年の加藤未宙さん、髙橋優誠さんです。ともに、青森地方労働審議会会長を務める櫛引素夫・社会学部教授が担当する青森大学の科目「キャリア特別実習」を履修しています。6月中旬に上野部長が同実習で「どうみる最低賃金・2024年問題」をテーマに特別授業を行ったのをきっかけに、学生から「労働局を実際に見てみたい」という声が上がり、労働局側が意見交換を提案して、今回の訪問が実現しました。

2人は労働行政の概要と仕組みについて上野部長から説明を受けた後、労働基準部、雇用環境・均等室、職業安定部を見学して若手職員らと意見を交わしました。その中で、労働局と各地の労働基準監督署、ハローワークでの、①最低賃金、長時間労働の是正や労働災害防止、②女性活躍や育児休業、ハラスメント対策、個別労働紛争の解決、③きめ細かな職業相談や雇用保険の給付に係る取組みをご説明いただき、最も地域の住民の方々に身近な省庁といえる厚生労働省の業務に理解を深めました。

さらに、理工系学部の出身者でも職員になれること、ワークライフバランスが重視されていることなどが話題となり、進路検討の参考にもなった様子でした。

髙橋さんは「想像以上に緊張し、内容が濃かったと感じました。労働に関するルールや法が、数多くあり、1つを理解しようとするにも苦戦しましたが、私たちが生きていく上で覚えておいて損はない知識ばかりでした。友人や家族にも共有しておきたいと感じました」と感想を語りました。

また、加藤さんは「普段の生活では立ち入る機会はないので、実際に働いている方のお話やお仕事の様子を自分の耳や目で感じることができて、とても充実した時間でした。労働行政に関する仕事をする人だけが頑張るのではなく、私たちのような市民などのフォロワーも大事な役割を担っていることも学べたので、生活で意識していきたい」と振り返っていました。

 

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